三十三間堂

三十三間堂

正式名称は蓮華王院といい、その本堂が「三十三間堂」と称されています。これはお堂内陣の柱間が33本あるからと言い伝えられています。

歴 史

三十三間堂という名前は、南北120mに渡る大きな本堂の内陣に「33の柱間」があるという特徴から由来します。「三十三」という数字にも理由があり、 観音様が人々の救済のため「三十三の姿に変化する」 というエピソードに基づいています。
三十三間堂は蓮華王院の本堂として、1164年に平清盛の寄進により、後白河上皇の法住寺殿内に離宮として建てられました。創建当時の外装は朱塗り、建物の内部は花や雲文様などが極彩色で彩られ、豪奢な作りだったと伝えられています。
創建から80年後に焼失してしまいましたが、後嵯峨上皇によって1266年に再建されたものが現在まで残っています。室町時代に入ってから足利義教により本格的な修復が行われ、全てが完成するまでには5年もの年月を費やしたといわれています。
国宝にも指定されている千手観音坐像を作った湛慶 は、 東大寺南大門の金剛力士立像を作ったことで有名な運慶の息子 です。千手観音坐像は、湛慶にとって生涯最後の傑作となりました。

見どころ

千手観音坐像は蓮華王院の本尊で、鎌倉時代後期の仏師、湛慶(たんけい)とその弟子たちによる作品です。左右1000体の立像の中央、高い位置に安置されています
。高さ3.35m、 背後の光背まで含めると約7mにも及ぶ大きな坐像はヒノキ材の寄木造りで、漆を塗った上に金箔が施されており、国宝に指定 されています。42本の手で「千手」を表現し、尊くも暖かい表情が特徴的です。
  
名  称 三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)
所 在 地 京都府京都市東山区三十三間堂廻町657
拝 観 料 一般600円、中高生400円、小学生300円
営業時間 08:30~17:00
電話番号 075-561-0467
公式HP http://sanjusangendo.jp

京都山科ホテル山楽から三十三間堂までの行き方

公共交通機関 ホテル→東海道本線 山科駅→網干行きで京都駅まで乗車→市営バスに乗り換え→博物館三十三間堂前バス停で降車し、徒歩1分 420円 約23分
バス 旧三条通り 経由 約35分