今日はここ日光市から那須塩原市に跨る｢山｣

鶏頂山（ケイチョウザン：スキー場などがあります）の

名前の由来についてお話をさせていただきます。
昔、この近くが大きな沼だった頃に一羽の金色の鳥が飛んできて
夜毎に美しい声で鳴いて村人を心地よい眠りに誘っていたそうです。
ところが沼が干上がってしまい鳥は姿を消してしまいました。

しばらくたった或る日、その鳥は初めて村人の前に姿を見せ
キラキラ金色に光り輝かせて、村人たちに別れを告げると
はるか遠く髙原山の頂上を目指して飛び去ってしまいました。
それから髙原山の頂上は金色に輝き、村人たちはこの山を｢金鳥山｣と
呼ぶようになりました。
現在の鶏頂山は、この金鳥山がなまったものと言われています。

（資料：｢会津西街道をたずねて｣より）

皆様是非、鬼怒川にお越しの際にはこんな昔話を思い出しながら
｢鶏頂山｣を見ていただければ幸いです。